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執筆者の写真広報委員長

「かっこいい"チーム"を」炭 かこヰで作っていきたい。

今月のスポットライトは

隊長のリクエストと新店舗オープンが重なったベストタイミングで

「炭 かこヰ」の麗羅店長に決定!

新店の事だけじゃなく、当ブログ初の女性スタッフへのインタビューもあり、

女性としての飲食店との向き合い方も凄く勉強になりました!


※尚、当記事で使用した写真は、撮影の際一時的にマスクを外していただいてます。





「それじゃないといけない」こだわり。新店舗「炭 かこヰ」ってどんなお店?

アルバイトからずっと飲食の仕事を今までやり続けてきたのは何故

ですか?


元々は、小さい時からずっと幼稚園の先生になりたかった。

でも、保育の学科は内申点が足りなくて行けなくなったの。

それで大学は全然興味のない学科に入ったんだけど、全然興味がないから学業に本腰が入らずバイトに没頭して、結局短大を中退しました。

楽しい事でお金を稼げるのが一番だと当時気づいたんです。


でも社員になったのは22歳の時。

やっぱり楽しくない事が理由で学校を辞めたのもあって「ちゃんとせないかん」とずっと思ってたから、

22までは好きな事して、同級生のみんなが卒業する頃に自分も社会人になろうと思った。


他のバイトの掛け持ちしようかと思ったこともあったけど結局しなくて…

その時もずっとごえんで働いてたから「あぁ。多分私はこれが一生好きなんだろうな」って気づいて、そのままアトモスの社員になりました。




かこヰの炭場

では早速。

新店「炭 かこヰ」のコンセプトやターゲット層を教えていただけますか?


ターゲットは博多駅近辺のサラリーマンさんと、

(コロナ関係なく考えると)観光客の方。

名物は

「刺身」「サバの鉄引き」

「炭火焼」


九州食材のおいしさを炭で表現するお店です。




新店の店長を任されるお話が来た時はどう思われましたか?


うーん。まぁ第1にうれしかったです。

「ちゃってん」の時に店長になって、その時からずっと新店を立ち上げる事には興味がありました。どんなお店がしたい…とかそんなコンセプトはなかったけど。

出来上がったお店にしか行ってなかったし、経営やチーム作りの意味でも1から作る事はやってみたかったから、新店をしたいとずっと言っていましたね。


本当にしたいと思っていたのは、女の子だけの居酒屋。

まぁ、もう「あかり」があるからね。今は思わないけどきっかけはそこからかな。




スタッフにアドバイスをする麗羅店長

あえて、女の子だけに絞ったのは何か意図があるんですか?


なんか…「かっこいい女性」になりたくて…

だから料理だって興味を持った。

女の子だけって温かみも感じるし、それで料理が抜群においしかったらかっこよくない?


普通飲食って、男性の仕事のイメージだし…

その中で女の子がバリバリ寿司握れたりとか、そーいうのに憧れがあって。




ちなみに、かこヰのコンセプトはどのようにして決まったんですか?


正直に言うと、タケさん(常務)から

「九州料理やねー」と第一声言われた…とジョニーさんから話を聞いて、

「あぁ。まただんじか」と思いました。

THE 九州料理って感じなのかと。


ただ、みんなでコンセプトを詰めていくうちに生まれた今の提案はすごくしっくり来ているし、その表現方法が出来たらすごく楽しいだろうなとワクワクしました。


そもそも魚を食べるのが好きなので、魚のお店であることに関しては異論はないというか、どう転んでもそうなっていたと思います。




過去に配属された店舗は?


まず「ごえん」3年、その後「だんじ」に4年、「ちゃってん」3年「吉塚ごえん」1年。

無所属期間も長かったから、転々としている期間が1年くらいですかね。




そーいえば「吉塚 ごえん」も店長ではなかったけど新店からの配属でしたね。


そうですね。あの頃は元太さんとW店長みたいな変な感じになってました笑

まぁでも、その時は元太さんのやりたいことを全面バックアップしたらどうなるんだろう…という心持ちでいたし、主任ではなく“2番手店長”として、出来ることってなんだろうと考えていました。


主任だったら、店長さんは教育するという立場になってしまうので負担。

でも私は店長だから、元太さんのやりたいことを全て吸収して、スタッフやお客様に違う伝え方はしてあげられるなと。その辺はチーム作りとかで落とし込みやすかったですね。




かこヰのメニュー

今回は本当にまっさらな状態で、メニュー考えたりして頭を抱えてらっしゃいましたね笑

勉強になった事などありますか?


勉強になったこと…

メニューの話で言うと、

例えば「この食材をなんで使うか」とか「なんでこの食材じゃないといけないのか」っていう深堀りを今までしたことが無くて、ただ美味しいから食べてほしいの一心でした。売れるとか安いからとか店側の頭だけだったのを、今回の経験とコンセプトを通して深堀りしてみたら


「それじゃないといけない」に変わりました。


一個の料理を作るのだって、お客さん目線になって自分達のこだわりを伝えていかないといけないんだなという所は、凄く勉強になりましたね。




オープン前のミーティングの様子

オープンしてからの課題、麗羅店長なりに考えていることはありますか?


店長になってからずっと言っているのは、

自分達が一番楽しんでいていないといけない。

おもてなしをするにもまず自分が満たされていて、

ハッピーがオーバーフローしていないと、人にハッピーは与えられない。


だから、スタッフ達にはお友達じゃなくて“チーム”なんだよと言っています。

仲が良いのは当たり前で、相手を思いやれるからチーム。で、その輪が大きくなってはじめて“お店”になるわけだから。

楽しむことと、思いやる事が一番大事。


理想で言うと“結婚式に呼び合える仲間”であってほしいとお店の子達には凄く思います。

結婚式って、今まで出会ってきた人達の中でも限られた数しか呼べないから。

自分が本当に呼びたいと思える仲間、晴れ姿を見てほしいと思える仲間。

私も自分の時凄く考えたし、やっぱりごえんでお世話になった人には来てほしいと思った。

同級生とかだけじゃなく、私はその枠にアルバイトがあってもいいと思うんですよね。


そんなチーム作りをかこヰでもやっていきたいです。




オープン後にチャレンジしてみたい事とかはありますか?


コロナになってから感じた事ですけど、

テイクアウトの展開をもっと考えていきたいです。

お店へ来て満足してもらうことが当たり前だったのが、コロナになってテイクアウト始まって、

目に見えない人にも伝える方法があるんだって知ったから。

でもそこって、まだまだ勉強不足なところでもあるのよね。


一個進めていきたいのは、

名物の「自家製明太子」をお土産としてのポジションにしっかり持ってきて、通販とか、もっともっと広範囲に想いを伝えていきたい。

失敗するか成功するかは分からないけどチャレンジとしてはやっていきたいです!




では、

新店オープンの意気込みを改めてお願いします。


もうね、頑張るしかないです。笑

もう頭パンク寸前になっとるけん、カッコいい事言えんっちゃけど、

店名には炭を「囲む」以外に「かっこいい」と言う意味も含まれてるので…

私はスタッフの子達を「かっこいい大人」にします。

で、私自身も「かっこいい大人」になれるように…意気込みになってるか分からないですけど笑




飲食店で働く女性としての「新しい形作り」を



プライベート部分で、麗羅店長自身の課題はありますか?


うーん。難しいなー。

課題と言うか、子育てはやってみたいですね。

別にいつとかは決めてる訳じゃないけど…

目標、になるのかな…?

で、そうなった時に仕事とどう両立させていくかっていうのは、今はイメージや理想でしかないから、

今からの自分の仕事のやり方だったりポジションの有り方で、理想に近づけたいなとは思います。


だからあとは、

今いる女性社員の後輩ちゃん達に、こーいう形もあるんだよって見せてあげたい…みたいなかっこいい事は言えないけど、少しでも伝えてあげたい…。




接客中の麗羅店長

実は隊長のリクエストだったんですこの質問。

「飲食で女性として、出産とかもあって、

今どこをめざしてるんですか」って


あーそういうことね笑

まぁ理想は現場にいることなんだけど、

それとはまた違う視点と言うのにも興味はある。

別にマネージャーになりたいとかじゃなく、

店長じゃなくても携われる在り方?

例えば、がみちゃん(私)とかもそうでしょ?

デザインで、直接お客様に会う訳じゃないけどツール通して伝えてる。


そんな感じで出来るならずっとアトモスに携わっていたいなと思ってて、

その為なら形を変えるのもいいかな。どんな形かは分からないけど。笑

ケイさん(元ごえん店長)はごえんを卒業してもなお、経理とかで携わってるし、

それに続く新しい形を私も作っていきたいですね。




なるほどありがとうございます!あと、これは個人的な質問なんですが…


料理コンテストで麗羅店長の料理はいつもライブ感があってユニークなイメージなんです。

メニュー考案や、料理を作る際に何か大事にしていることはあるんですか?


勉強するなら、趣味でもある外食をするのが一番で、後はずっとインスタで料理は見てるかな。

やっぱりトレンドに敏感じゃないと、日々変わっていく世界だから。

そこに古きを良しとする事も大事だけど、新しいものは知りに行かないと知れないから、常にアンテナは張るようにしてる。


料理コンテストに関すると、

私は1番最初にコンテストに参加した時、自分の料理に何の自信もなくて、

どんだけ仕込んで行っても焦がしたりとか、どっかで失敗しそうで温かいものは出せないと思ってたから、冷たいものしか出さなかったのね。

あとは盛り付けるだけ。みたいな間違いのない物。


結構そういう所から入ったかも。

でも、盛り付けだけじゃ面白くないからちょっと遊び心出してみようってしてたら…いつも変な…っていうか笑

私もよく言われるんよ。いっつも何かしてるよねって。

でも、最初は不安なところを消そうとしてそうした笑


今でもやっぱり怖いから乗り切ろうとしてる笑


でも、逆に料理人じゃーそんな事考えないだろうから、

素人目線でやってみても何とかなってたのかも。笑




麗羅店長が尊敬している方はいらっしゃいますか?


仕事では2人います。

ケイさんと、だんじの時の店長で今は独立されてるミツさん。

この2人には、なりたいけどもう絶対になれない。

でもならなくていいやともどっかで思ってて、

自分が大好きで尊敬する人の真似事をしてても結局何も身に付かないから。

じゃあ好きな人の良い所だけ取り込んで、自分を作り上げて行こうと。

まぁ、その2人には一生かなわないだろうな。




ミツさんは特にお会いした事ないから聞きたいんですが、

麗羅店長なりにそのお2人の凄い所を教えていただけますか?


ミツさんは、本っっっ当にお客様想いな所。

刺身のカットとか、これ一口で食べれないでしょって位いつも大きくて、

「何でこんなに大きんですか?」って聞いたら

「えーいっぱいある方が嬉しくない?」みたいな感じの人で。笑

サービスってよりは、その人がどうやったら喜ぶかを常に考えて料理で表現してる。

その点は、そんなにして良いと?みたいな

利益とかも「それで満足してまた次来てくれれば良くない?」っていうのが口癖で、

そんな視点を貰えた方です。


ケイさんは…うーん何だろ。

全部が上手じゃん。だからコレって言うのは無いんだけど…

おったら安心するし、おらんかったら寂しいし。

うーん。めっちゃ難しい。何かもう、言葉では表せんっちゃんねー。笑


あっ!でもケイさんが言った言葉で私がずっと覚えてるのがある。

学生の時ごえんのカウンターを任せてもらったんだけど、その時はケイさんと優華さんしかカウンターには絶対入れない、その位カウンターは神聖な場所っていうのがあったのね。

電話対応に、玄関対応に、ドリンクもおつまみも作らないかんし、カウンターの接客もしなきゃいけない。

お店の花形で、一番忙しくて、気もきいて頭も回らないとできない場所を、

ある時やってみる?って言われて入ったんだけど、

いっつもちゃんと見てるはずなのに同じことが出来ないんだよねやっぱり。色んな事が。

でもう、最初はやりたかった事が、怖くて「やりたくない」ってなっちゃって。

1回ケイさんに「カウンター入るの私怖いんです。」って直接言ったら、

「いや、カウンターに入るのが怖いんじゃなくて、あなたは女優で、ここにおる人は舞台を見に来てて、皆んなあなたに会いに来てるんだよ。」って言われたのね。

「目の前にいるお客様が、例えば社長さんだろうが、学生さんだろうが、平社員さんだろうが…みんなあなたに会いに来てるんだから、そんな気持ちで立たんで。」

ってちょっと怒られながら、でも元気づけてくれて。

「失敗しても良いから胸張ってここに立ってなさい!」って。


「私は女優なんやけん。」

ってケイさんが言うのがすっげぇかっこいいな!って思った。

その時18とか19だったけど、そうやって言える大人って凄いですよね。



最後に…

麗羅店長は10年後どうなっていたいですか?


39歳ですか。

子供がある程度大きくなっているであろうから、家族旅行にいきたいかな。

仕事はちょっと分かりません。笑

女の子はプライベート中心に考えて良いと思ってて、その中にどんだけ仕事を持ってくるかなので…。

旅行に行けていたらいいです。



例えばでいいんですけど、

こんな子になって欲しい、ここは絶対ブレたく無い。

みたいな事はありますか?


「ごめんね」と「ありがとう」が言えれば良い。

私が自由気ままに全部してきたから、NOは多分言えないと思うんよね。

小さい頃の私は塾とか行ってずっと勉強してて、

「頭おかしくなったね」ってその頃の友達に言われる様になったのは、

多分小さい頃出来なかった反動だと思うし。

あんまり強制しなくても人間って生きていけるんやなとも思ったから、

別にお勉強出来なくても、その二言が言える子であれば何でも良いです笑




それを踏まえて、5年後どうなっていたいですか?


34歳は、子供がおるかおらんかも分からんけんね。

でも、自分の為に遊ぶ時間はちゃんと持っていたいなーとは思いますね。

何と言うか…自分の為に時間を使う遊びをしてて欲しい。

新しい趣味を始めるじゃないけど、今の自分とは違う新しい自分の可能性に気づいてて欲しいです。




アトモスダイニング に入って良かったと思う事など、

求人でアトモスに興味を持ってくれた方達にメッセージをお願いします!


アトモスに入って良かった事は、入った事そのものが良かった事になっちゃうんですけど、

だって人生の3分の1以上いるし、人生の工程の中で一番良い所を全部ここで過ごしてるので。

うーん。だから本当に、アトモスに入った事が良かった事かな。笑


入ってくるきっかけって色々あると思うんだけど、お金とか暇つぶしとか…きっかけは違っても、ここにいいたらかっこいい大人に近づけるんじゃないかな。

だから、燻っとる奴ほどくれば良いのにねって思う笑

目標がないとか。

ここにくれば、かっこいい大人がいっぱいいるよって教えてあげたいです。




【炭で囲む九州の旨い】

【住所】〒812-0016

福岡市博多区博多駅南1-2-3

博多駅前第一ビル1階

【営業時間】17:00~25:00

【電話番号】092-452-0202


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